「ネットワーク管理が“専門でない”研究・教育支援人材」を対象として、研究・教育支援を行う小規模な部門・セクションにおいて、実際にIT・ネットワークツールを、研究・教育支援のために運用・管理する上で役立つ基礎知識や実戦的な留意点・診断方法などを、PC操作による実習も含めて学ぶことを目的に、「ネットワーク管理が“専門でない”研究・教育支援人材向け IT・ネットワーク活用基礎研修」を開催いたしました。

受講者定員を40名として、附属図書館図書館ホールを会場としてしておりましたが、予想以上の69名の方の参加希望がもたらされました。新型コロナ感染症対応のため、室定員の2/3までと制限されていることから受講者を絞っての開催となりました(今回、受講をお断りした皆さんには申し訳ありませんでした)。

研修終了後のアンケート調査でも、満足した・役に立ちそうだという反応が殆どであり、本研修を全学向けの研修として企画して良かったと思っております。また、この種の研修に対してこれ程に大きなニーズがあった-という点も大きな驚きでした。

当初は、専任のネットワーク管理者がいない”小規模な分析室”において、分析支援を担当する技術職員向けに、IT・ネットワーク技術を如何にして安全に共用分析機器運用業務に活用するか-という観点から、研修を企画し、内容を精査して行きました。しかし、技術職員だけでは勿体ないと思い、事務系の職員なども対象にしました。その結果、受講応募者の約60%が事務榮職員、25%が技術系職員となりました。

多数を占めた事務系職員の方々も考慮した内容も付け加えたため、ややどっちつかずの内容になってしまった感があり、1つの反省点です。

本研修は、附属図書館を中心として本学も参画している「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」(主幹:国立情報学研究所)の教育活動の一環として連携した開催致しました。令和5年度において、非常に高い学内ニーズを満たすため、同研究データエコシステム構築事業とも更に連携しながら、開催方法や研修内容等を更にポリッシュして、再度開催したいと考えております。

01 R5 ITネットワーク基礎研修 照会文
02 R5 ITネットワーク活用基礎研修 実施要項