新型コロナウィルス感染症の影響下においても、3密状態を避けながら研究・教育活動を維持していくため、文部科学省より令和2年度第2次補正予算として、「研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備」に関する先端研究設備整備補助事業の公募が令和2年5月28日より行われました(1研究機関あたり最大1億円、詳細はこちら)。

本学では、オープンファシリティ推進支援室・研究推進課・科学機器リノベーション・工作支援センターを中心に応募原案をとりまとめ、採択されました応募に際してご協力頂きまして関係者の皆様に感謝致します。

同応募では、阪奈機器共用ネットワーク事業において、他に先駆けて進めてきたNMR遠隔測定活用の取組を全学的に拡げ、3密状態を回避しながらの測定を行うためのNMR自動化・遠隔化を全学的に強化すると共に、クライオ電子顕微鏡による単粒子構造解析の効率を飛躍的に高めるクライオグリッド自動製作装置の導入を提案しました。

今後、これらの提案機器の導入ならびに活用を進め、Withコロナ下においても研究・教育活動が継続できるよう進めていきます。

文部科学省 令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」の採択機関の決定について(令和2年7月10日)

阪奈機器共用ネットワーク:大阪大学・大阪市立大学・奈良工業高等専門学校の3機関による「機器共用を介した地域連携」